年末商戦も佳境に入ってきて、今シーズンの特徴は勝ち組と負け組に分かれてるなぁという印象を抱いています。昨シーズンは目玉不在だったせいかどのソフトもそれなりに売上を伸ばしたという印象なのですが。年末商戦の総括は全ての結果が出揃う年明けにでもまた取り上げようかと思っています。
で、私が個人的にこの年末商戦で思った以上に伸びてないなぁと思っているのが、「ビューティフルジョー2」…これはまぁ問題外として「ロックマンエグゼ5」と「テイルズオブリバース」です。
後者はPS2の前作「デスティニー2」の4分の3の初動、「エグゼ5」に至っては昨年発売の4の3割程度という惨状です。
売上減の原因としてはもちろんドラクエやポケモンや携帯新機種といった競合タイトルの存在というのもあるのでしょうが、個人的には続編の乱発というのが大きいと思うのです。
エグゼは2001年から毎年新作を出していますし、テイルズも3年連続で新作を出しています。(PS2オンリーな人にとっては9月のシンフォニアから僅か3ヶ月しか経っていない)一見、ファンにとってみては短い間隔で新作がリリースされるというのは嬉しいように思えますが、売上的に見れば、短期間での連続リリースは続編を出すごとにどんどん売上が下がっていくパターンが多いのです。原因はユーザーの飽きとか色々考えられますが。
これは10年間ゲームの売上をウォッチャーしてきた者としての意見なのですが、そのシリーズの人気が上昇傾向なら短期間での新作発売はむしろ効果的でどんどん売上は上がっていきますが、シリーズの人気がピークに達した後はむしろリリースの間隔を空けた方がシリーズの人気は長持ちすると思うのです。
そういえばドラクエもIIIまでは毎年新作を発売してましたが、IV以降はどんどん間隔が空いていきました。これは大作化に伴う開発期間の長期化が原因で意図した結果ではないのでしょうが、結果的にはこれが今でもドラクエ人気を持続させている原因の一つではないのかと最近考えるようになりました。仮にIV以降も毎年新作の発売を続けていたのなら、今頃ドラクエは「過去のソフト」になっていた可能性が大きいと思います。
FFもシリーズ最高売上のVIIIからIX、Xと3年連続で新作を出して売上はその間に大きく減少しました。今回XIIの発売が遅れているのも、もしかしたら間隔を空けることでファンの渇望感を煽ることによって人気の維持を図ろうとしているのかもしれません。(当然開発の遅れというのもあるのでしょうがね)
ポケモンだって派生作を含めると毎年のように出ているので分かりにくいですが、「完全新作」という意味で言えば96年の赤緑、99年の金銀、02年のルビサファと見事に3年間隔になっています。
事前の下馬評ではテイルズに比べ不利と見られながら、大差をつけて勝利したメタルギアソリッド3。これも98年の1、01年の2、04年の3と、やはり3年間隔になっています。
無駄に長くなるのでこれ以上の例を出すのは控えますが、私の結論としては、シリーズの人気を長持ちさせたいのなら、ピークに達した後の乱発は止めたほうがいいのでは、ということなのです。ただ、これも例外があって、スポーツゲームの場合は1年ごとにシーズンが循環しているためか、毎年出しても大崩れすることが少ない気がします。
そういう意味では、げーむじんのメインコンテンツの逆転裁判も、3の後ちょっと間隔を空けているのは今後のことを考えればいい判断かもしれません。
逆にそういう意味で注目してるのは来年2月発売予定の「真・三國無双4」です。2000年から「戦国無双」も含めると毎年のように発売し続けていますが、(コーエー的には無双が売上では断トツなので決算対策のためには毎年出さざるを得ないのでしょうが)3辺りでピークを迎えた感もあるだけに、今作の売上がどうなるのかで、私の仮説があたっているかどうかが分かるでしょう。
あと最後に一言。いくら間隔を空けるのがいいといっても「天外魔境」や「MOTHER」のように10年以上待たせるのはさすがにマズイと思うよ。
コメント
コメントの投稿