レビューコーナー担当のKAY会長にドラクエVIIIのレビューを渡したのですが、いつ載せてくれるのか分からないので(苦笑)ブログを見て下さっているあなただけに!先行公開しちゃいます!!
前作から4年を経て発売されたドラクエ8作目となる今作。製作会社やグラフィックの大幅な変更、前作の評判などから、発売前は期待と共に不安の声が大きかったように思う。しかし、私達の前に現れた「ドラクエVIII」は紛れもなく「ドラクエ」であった。
まず、あれだけグラフィックが進化して、一見して全く別の作品のようになってしまった、FF化したという声さえあったのにも関わらず、実際プレイしてみるとそれはまぎれもなくドラクエの世界、そうまさにファミコン時代から頭の中で想像してきた世界そのものであったことには感動を覚えた。ドラクエらしさを
残しつつ全く新しいフィールドを作り上げたレベルファイブの皆さんには敬意を表したい。
ドラクエらしさといえば、話の展開も奇をてらって外した感のあるVIやVIIの反省に立ってか、極めて王道路線に戻した感がある。とはいっても、今作の主人公は世界中から期待を一身に背負わされるような勇者ではないので、序盤から中盤辺りまでは極めて純粋に「冒険」を楽しめたような気がする。笑える場面もかなり多かったし。そのため前半部分はやや刺激に欠ける印象もあったが、そこはやはりドラクエ、後半から終盤にかけては怒涛の展開を見せてくれた。前作に続いて人間の醜さを痛烈に表現している場面もいくつかあり、勧善懲悪ものながらも自分たちのことについても考えさせる内容となっている。
ゲームバランスも堀井氏が言ってたようにエンカウント率がこれまでの作品に比べてやや下がった分、1回1回の戦闘の難易度が上がっている。ザコモンスターが7,8匹同時に出てくることもザラで、今作ではブーメランやムチなど複数の敵に同時攻撃できる武器を大いに重宝した。当然攻撃呪文の重要度も上がっており、これまでMPをケチって直接攻撃に頼っていた私が、今作では呪文を使いまくった。難易度が上がったといっても決してクリアできないレベルではなく、歯ごたえが増したと表現した方が適当だろう。結果的に力押しではなく戦略性が重要になったのでこのバランスは個人的には成功のように思う。
それから評価したいのは、意外にも(失礼)細かいところにも配慮が行き届いているという点。例えば、戦闘で同一グループの中でもどの敵に攻撃するのかを選べるようになっていたり、樽や壷を割った後にメッセージが出た時、その最中でも移動が出来たりと。特にいいと思ったのはロードして冒険を再開した時、「はなす」を選ぶと、仲間から直近のあらすじと次に何をすべきかを聞けるシステム。我々のようなゲームマニアならともかく、一般人の方などは日々忙しく、忘れた頃に再開する人も多くいるはず。そういう人への配慮を加えるのはさすがだと思った。これからもリメイク版含めて搭載していってほしいシステムだ。(もっと言えば他のRPGも採用して欲しい)
総合的に見れば非常に優れた作品となっているドラクエVIIIだが、もちろん課題もある。戦闘のテンポはまだまだ改善の余地があるし(一部の技を出す時にどうしても2,3秒間が空く)、戦闘終了時や飛行モードに入る時などのロード時間はやや気になる。
また、あるイベントをクリアするとキラーパンサーに乗れるようになるのだが、キラーパンサーを呼ぶといちいちアニメーションが流れるのは煩わしく感じる。アイテムを合成して新たなアイテムを作る錬金釜もいいとは思うが、アイテム数に比べて合成のパターンが少なく、各所で入手するレシピ以外での意外な組み合
わせの驚きが味わえなかったのは残念。今回はドラクエの新たな形を作り出すことに力を注いだのだから仕方ないのかもしれないが、次回作では、より「快適」にプレイできるようこのプログラミングエンジンにさらに磨きをかけてほしい。
とはいえ、上でも言ったとおり全体的に見れば、前々作や前作で抱かれたドラクエブランドへの不審感を払拭するのに十分な完成度を誇っていることは保証できる。ゲーム未経験者やかつてのゲームファンにも是非プレイして欲しい一品だ。
…最後に、戦闘パーティの紅一点キャラ・ゼシカのみ特定の鎧を装備させるとグラフィックが変わるとは、妙なところに力入ってますな…。男の俺としては正直嬉しかったけどね(笑。
コメント
コメントの投稿