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レビュー先行公開!「シャドウハーツ」

久々にレビュー投稿したんですが、なんかレビュー週末にしか更新されない方針になったようなので、次の土曜まで公開されない…なので、このブログを見てる人だけに先行公開しちゃいます!

今回斬るのはこのソフト!
シャドウ ハーツです。

▽畑違いな会社とク●ゲーメーカーと呼ばれた会社が生み出したもの。

 最近イマイチ元気のないパチスロメーカー・アルゼの記念すべき(パチスロシミュレーターを除く)ゲーム業界参入作は、20世紀初頭・第一次世界大戦前夜の中国と欧州を舞台にしたRPG。開発を担当したのは、(倒産した)SNKの元で「クーデルカ」なる世間一般ではク●ゲー扱いされているRPGを生み出したサクノス(現在はノーチラスという社名に変更)。発売前にはこのコンビがどんな迷作を生み出してくれるんだろう?という一部ク●ゲーマニアの期待もあったようですが(本当かよ!?)実際に生み出されたのはそんな期待(?)を見事に一蹴する秀作でした。

▽退屈を排除しつつ、アクションが苦手でもハマれる戦闘システムは秀逸!

 このゲームの一番の特徴はなんといってもジャッジメントシステムでしょう。戦闘において、円型のルーレットを一回転する針が、武器や特殊技、アイテムごとに表示されるヒットエリア内にあるタイミングでボタンを押すことによって攻撃や特殊技の発動、アイテムの使用が可能になるというシステムです。通常攻撃の場合は、ヒットエリアが3箇所あり、タイミングよく押していくと1ターン内に3回攻撃が出来るという仕組みになっています。「タイミングよくボタンを連続して押していく戦闘があるRPG」というと私はどうしても「レジェンド オブ ドラグーン」の悪夢を思い出してしまうのですが、「シャドウハーツ」の場合はテンポがよくタイミングが分かりやすいので、ストレスなく戦闘が行えます。というかこのシステムに私は非常にハマらせてもらいました。ヒットエリアの端の方に、通常より大ダメージを与えられる狭いエリアがあるのですが、中盤以降は私はわざわざ狙う必要がないくらい弱いザコ戦でも、そのエリアを狙い、成功した時は自己満足に浸っていました(笑)。単なるコマンド入力よりアクティブだけど、テイルズやスターオーシャンのようなバリバリのアクションでもない。退屈なのは嫌だけどアクションは苦手という私の趣向にズバリハマったシステムだったのです。

▽主人公とヒロインの「心」の成長を丁寧に描いたストーリー

 「シャドウハーツ」のストーリーは、幼くして両親を亡くしやさぐれた主人公・ウルと生まれ持った特殊能力が故に父親を殺され、様々な勢力からその身を狙われることになったヒロイン・アリスを軸に展開されていきます。RPGの王道である「悪者から世界を救う」という要素は当然この「シャドウハーツ」にもありますが、私はこのゲームのストーリーの本質は、ウルとアリス、二人の(精神的な)成長にあると思っています。当初ウルは、時々頭に響く謎の声に従い、アリスを助けることになるのですが、様々な出来事を通じて、自分の意思でアリスを守りたいという感情を強くしていきます。また当初は自分の運命にただ身を委ねていただけであったアリスも、ウル達との旅を通じて、自分の力で未来を切り開いていこうという気持ちを露にしていきます。この二人の心の成長ぶりが実に丁寧に描かれていることには感心しました。精神的な成長を肌で体感してきている20代以上の方は、特に共感できる可能性が高いと思い増す。そんなシリアスな面がある一方で、下らなくて笑える展開も随所に用意されているので、全体的には緩急がついていて、RPGにしてはやや短めながらもなかなか質の高い話に仕上がっています。

▽「クーデルカ」の呪縛から抜け出せきれなかった部分

 そんなこんなで、あのク●ゲーと揶揄された作品を作ったメーカーとは思えないほど秀作に仕上がった「シャドウハーツ」ですが、前作の呪縛から抜け出せ切れなかった部分もやっぱりありました。まず一つは全体的に画面が暗すぎること。オープニングからエンディングまで、ほとんどのマップが暗めに作られているのです。なので、どこが扉か、またどこに進めるのかが分からなくなることが度々ありました。あとグロテスクな表現があるとのことであったが、そうと思われる場面は序盤にしかありませんでした。これだけでCERO15指定になってしまい、ユーザーを限定してしまったのは非常に残念ですね。これらは恐らく、前作「クーデルカ」がホラー路線を目指していたことの名残なのでしょう。それからこれは前作とは関係ないところですが、お話的に一本道で、しかも前半の中国編を終えて後半に入ると、中国編の町やダンジョンに戻れないのはなるべく一周で多くの要素を極めておきたい私としては不満でした。

▽失敗を糧にして見事に成長したスタッフの方々を、誉めてあげよう。

 と、細かい面では前作の悪い面(人によってはそうは感じない人もいるでしょうが)を引きづってしまいつつも、全体的な完成度でいえば、あの悪夢がウソのような秀作に仕上がっています。本編のプレイ時間は短めですが、ミニゲームや隠しダンジョンなどのやりこみ要素もきっちりありますし。世の中には同じような失敗を何度も繰り返す開発チームもありますが(敢えて名指しはしませんが)、ここのスタッフは前作の失敗をきっちり反省し糧として、この良作を生み出したのでしょうね。そんなスタッフの成長ぶりも、私はほめてあげたいと思います。でもお話的には「クーデルカ」と「シャドウハーツ」ってガッチリ繋がっちゃってるのよね。「クーデルカ」の主人公が今作でも重要な役どころ(これ以上はネタバレになるので書きませんが)で登場するし・・・ということはやっぱり「クーデルカ」もやらなきゃいけないのか・・・どうしよう?


そういえば今月27日には、シリーズ最新作「フロムザ・ニューワールド」が発売されるということで、こちらも楽しみですねぇ。私はまずIIをやらないといけないので、買うとしてもしばらく先になりそうですが…



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コメント

KAY.Sak

週末更新は戦略なんですけどね。
平日不定期更新より、みんながネットに繋ぎやすい
土日に更新したほうが見てもらえると思っただけですヨ。
まぁ、効果があるかどうかは知りませんが。
day 2005-07-04 23:28
name KAY.Sak
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